八ヶ岳自然文化園周辺で、レンゲツツジが咲き始めました。レンゲツツジは原村の「村花」でもあって、八ヶ岳自然文化園の他に白樺林の中や八ヶ岳美術館の森の中にもあります。
グラデーションのある複雑なオレンジ色が新緑に映え、この花が咲くと「高原の初夏」といったイメージです。中には黄色い花が咲くもの(キレンゲツツジというそうです)もあるので探してみてください。
他のヤマツツジと花の色が似ていますが、レンゲツツジの方が葉にツヤがあり、葉の幅が狭く長めの楕円です。しっかりした葉脈でポコポコと表面が立体的に見えます。
八ヶ岳自然文化園のレストラン、デリ&カフェ「K」の駐車場近くや、レストランを出て右手に下っていく通りのいくつかの株が咲き始めています。自然観察科学館の裏手など、木立の間にあるはまだつぼみのものも多いです。
ツツジというと花の蜜を吸うような遊びをした記憶のある方もいらっしゃるかもしれませんが、レンゲツツジは毒がある植物で、牛も食べないというほどです。通常のツツジと見分けも付きづらく混ざって咲いていることもあるので、ツツジ全般において見るだけにとどめていただくのが安全です。