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平成24年度 広報はら4月号

更新日2021年3月11日

平成24年度広報はら4月号村長きよしの高原の風vol.8

冬期村民スポーツ祭が今年は中止でした。楽しみにしていた人も多かったのではないかと思いますが、残念でした。3日前に降った重い雪により氷上に水が上り、2日間では良い氷になりそうもなかったからです。

中止になったのは仕方ないことですが、気になるのは冬期スポ祭そのものを止めたらという議論が出ていることです。寒い季節の恵みによって体と精神を鍛え、冬もまた楽しとするのは寒冷地ならではです。暖かい方が快適です。しかし寒さによって不屈の根性が養われます。原村を拓いた先人達は金鶏金山から眺めて、八ヶ岳山麓の毎年雪の早く消える地に、温暖を信じてやって来ました。ところがそこは雪も積らない寒風吹き荒ぶ地だったと言います。以来人々は働くことのみを美徳として肥沃の大地を築き、強靭な精神を養ったのです。原村の人は良く働くと言われる所以もここにあるのです。

今年でも金沢や泉野、下諏訪町でも、子供達のスケート大会が行なわれ、寒さを吹きとばしました。伊那市では漬物石でカーリング大会をし、大いに信州の冬を楽しみました。冬の体力づくりに寄与したと思います。

冬期スポ祭をやめたらというのは、一月は区長さん方が引き継ぎを受けたばかりで、超多忙だからといいます。確かにそれはそうでしょう。だからと言って寒冷に負けずに今日を築き上げて来た原村にあって、冬期スポ祭をやめるというのは淋しいことです。いや原村だからこそ、気概をもって冬を楽しみ、不屈の体力と精神を養う冬期スポ祭を続けるべきなのです。

区長さんの多忙を軽減する為、公民館分館長を区長さんから切離し、別人をもって当てる様提案したこともありましたが、うまくゆきませんでした。どうも原村の慣行は、区のことは全部区長さんでなければ、承知も納得もしないようです。ともあれ冬期スポ祭が廃止とならないことを願っています。

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