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トップ記事すばらしい自然環境を未来に残す~環境保全条例

すばらしい自然環境を未来に残す~環境保全条例

更新日2021年3月11日

環境保全条例の背景

原村は八ケ岳の西麓に位置し、ペンション村や別荘が広がる高原地帯です。昭和56年中央自動車道・諏訪南ICの開通により別荘の改築がすすみ、別荘の区画数は住民の戸数とほぼ同じ2500区画に上ります。また近年、都市から田舎暮らしに憧れて、多くの方が原村に移住しています。

コスモス畑と八ヶ岳
コスモス畑と八ヶ岳

美しい花
美しい花

環境保全条例の役割

当村では都市計画法が引かれておりません。このため、ほとんどの建築は工事届で済んでしまいますし、その行為自体を規制する根拠は何もないのが現状でした。
そんな中、無秩序な開発や住民の望まない開発を何とか防止できないか、住民と村がイニシアテイブを執れないかということで、村独自の環境保全条例を制定し乱開発を防いでいます。

環境保全条例のアウトライン

環境保全は土地利用計画と密接な連携が必要です。当村では、土地利用の形態が農業と一体となって営まれている宅地等開発地(リビングゾーン)、八ケ岳に向かって森林が広がり別荘地などが点在している保健休養地(リゾートゾーン)に区分し、それぞれの地域に応じて建物の建築・土地の造成に対して規制を行い、許可制を取っています。また、一定規模以上の開発行為については住民の意見を聞くために審議会を設置して乱開発を未然に防止しています。

環境保全条例の課題

本条例は、八ケ岳山麓の環境保全や景観保持に大きな役割を果たしてきました。すばらしい自然環境は村民の貴重な財産であるとともに、かけがえのない生活の舞台でもあります。環境保全条例は快適で安心して生活が出来る「田舎」づくりの指針となるものであり、原村の人口増加は、美しい自然・環境・景観によってもたらされているのです。
地域活性化を図るためには「開発」が必要という考え方ではなく、『環境保全=活性化』という新たな方式を実践している村なのです。