原村教育委員会は、原小・中学校に勤務する教職員が、生き生きと職務に向かう中、子どものための学校づくり・質の高い授業実現に邁進いただけるように、各校と手を携えながら学校における働き方改革を推進していきます。
1 主な取り組み
(1)勤退管理の徹底
①教職員の勤務時間への意識改革を進めるとともに、勤務実態を的確に把握して、勤務環境の充実・見直しを図ります。
②教職員がメリハリある働き方により心身の健康を維持し、日々の教育活動に集中できる環境をつくるため、時間外勤務等の縮減や、定時退庁日・学校閉庁日の設置、原村立小中学校職員の希望に基づく時差勤務を設けていきます。
○時間外勤務の削減
○定時退庁日の設定
○長期休業中の学校閉庁日の設定
○時差勤務の設定(原村立小・中学校職員服務規定に明記)
(2)意識改革と学校業務の見直し
①年間計画や日課の工夫、学校行事の見直し、統合型校務支援システムC4thの活用等、学校において推進するとともに、教育委員会も支援します。
②専門スタッフ(支援員、スクールカウンセラー、教員業務支援員)との連携を図っていきます。
③中学校において、勤務時間外の活動になる部活動において、指針に基づいての活動を徹底していきます。
(3)業務の適正化
教職員の業務の適正化を促進することを通して、教職員が担うべき業務に専念でき、子どもと向き合える環境整備を推進します。
○教職員が担う業務・役割分担の見直し
○不登校傾向児童生徒支援のための「教育指導センターたんぽぽ」の充実
※学校とは違った学び場が必要な児童生徒に対して、原村教育支援センター“たんぽぽ”がふさわしいと判断した時は、安心して過ごしながら、自立・自律への道を探ります。
※学校への登校が困難となった児童生徒、困りごとのある児童生徒への対応を学校とともに教育委員会教育指導主事が関わり、望ましい方向を考えます。
○学校行事等の見直し
(4)家庭・地域・関係機関との連携・協働体制の構築
「賢く・優しく・たくましい原っ子」は原村みんなで育てる宣言を発出する中、保護者・地域の方も関わりながら、様々な教育活動を推進していきます。
○コミュニティ・スクールの導入を視野に、現在ある仕組みを再構築し、地域住民等の理解・協力が得られるように努めます。
○PTA・学校応援団など、児童生徒への応援を積極的に依頼していきます。
○部活動の地域展開に向けて、協議会を設置して推進していきます。また、他自治体との連携を図っていきます。
○学校の働き方改革について、保護者・地域住民等に理解いただくよう努めます。
2 令和6年度 原小学校・原中学校の取り組み
両校とも、今年度の目標を設定する中、その解決に向けた取り組みを行っていく。
(1)共通の取り組み
○勤怠管理システムによる在校時間の客観的計測を行い、的確に勤務時間を把握する。
時間外勤務時間が一定の時間を超えた場合、校長が教職員と面談をし、ライフワークバランスを保てるための自身のあり方を確かめる。必要な場合は、医師の面談を受けるように指導する。
○学校保健委員会・学校安全衛生委員会を整備し、教職員の健康維持のために健康診断への促し等を定期的に実施する。
○子どもと向き合う時間・教材研究の時間の確保のため、行事・会議のあり方について検討を進める。
○夏期休業、年末年始休業中の完全閉庁日を実践する。
(2)原小学校
本年度の目標:業務内容を見直し改善に努め、教職員が心身共にエネルギー充分に、子どもと一緒に日々の教育活動に取り組んでいく。
○会議の精選(職員会議・研究会などの実施回数の精選)により、教材研究の時間の確保に努める。
○学校運営委員会において、学年会計担当職員がまとめて会計処理を行うようにするなど、業務内容の見直しと効率化を図る。
(3)原中学校
本年度の目標(抜粋):教職員が勤務時間内に本務に専念ができ、教職員のウェルビーイングの実現に向けて教員業務支援員の力を借りて業務を遂行していく。
○行事の精選・日課の工夫・望ましい部活動への関わりを実践し、生徒と向き合う時間・教材研究の時間・自分の時間の確保に努める。
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