このページでは村の有線放送の内容をご紹介しています。詳細は、各担当課等へお問い合わせください。
この時間の放送内容
新年のご挨拶
原村長 牛山 貴広
皆様、新年明けましておめでとうございます。令和8年の新春を迎え、皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
昨年、令和7年の原村は住民の皆様のご協力のもと、新しい時代に向けた大きな一歩を踏み出すことができました。特にお伝えしたいのは、役場などで生成AIの活用がスタートしたことです。まだ本格的な成果を示す段階には至っておりませんが、職員ひとりひとりの頼もしい相棒として、文書作成の支援やアイデア出しのサポートなど、日々の業務に寄り添う存在となりつつあります。今後、この取り組みを着実に進めることで、住民の皆様への、より質の高い行政サービスの提供につなげてまいります。
そして何より、村の誇りである八ヶ岳農業大学校が、確実に再建に向けて歩み出しました。雄大な八ヶ岳を背景にたたずむ学び舎は、長い歴史と文化を持ち、多くの農業の担い手を生み出してきた、大変貴重な財産です。この再建にあたり、ご支援をいただいている県内外の関係者の皆様、卒業生の皆様、そして地域の農家の皆様をはじめ、多くの方々に力を貸していただいておりますことに、心より感謝申し上げます。この歴史ある施設を次の世代につなぎ、新たな農業教育の拠点として再生させることは、本村のみならず、この地域全体の発展にとって大きな意義を持つものと確信しております。
これらの取り組みは、八ヶ岳の豊かな自然環境と歴史文化を守りながら、先進技術を取り入れるという、本村ならではの持続可能な地域づくりの第一歩です。もちろん、子育て支援、地域医療の充実、防災体制の強化など、住民生活の基盤となる施策も着実に進めてまいりました。
新しい年も、「伝統と革新の調和」を掲げ、住民の皆様との対話を大切にしながら、“誰もが安心して笑顔で暮らせる原村”の実現に向けて、職員一同、全力で取り組んでまいります。
皆様にとりまして、本年が健やかで実り多き一年となりますよう、心よりお祈り申し上げ、新年のごあいさつとさせていただきます。
新年のご挨拶
JA信州諏訪 小平 淳組合長
原村の皆さん 新年あけましておめでとうございます。皆様におかれましては、健やかな新年をお迎えのことと謹んでお祝いを申し上げます。
令和7年は、前年以上に対応が困難な気象条件と、高止まりする生産コストの中、コスト増高分の販売価格への転嫁は努力に及ばず、願うようには展開できませんでした。しかし、この状況下においても、高品質な農畜産物を生産出荷いただきましたことは、農家の皆様のご努力の賜物と改めて敬意を表するとところです。1年間本当にご苦労様でした。
お米においては、「信州諏訪産米」の市場評価を高めるため、国庫補助事業を活用し、米乾燥調製施設の改修と八坂RCを含め4施設で「色彩選別機」の導入を行いました。これにより、高温早魃やカメムシによる被害粒を分別し、より高品質なお米の出荷が可能となり、米精算単価の向上に繋がっています。令和8年度は御射山ライスセンターを含め2施設に「色彩選別機」を導入する予定としております。
また、金融業界は、政府日銀の政策金利引き上げに呼応し「金利ある世界」に移行しました。特に信用事業においては、支払利息などの資金吸収コストの上昇が先行し、受取利息などの運用収益は後追いとなるため、単年度の期間計算においては大変厳しい収支となっております。
さて、令和6年4月の「食料・農業・農村基本法」の改正を受け、令和8年4月に「食料システム法」が全面施行されます。この法律は「合理的な費用を考慮した価格形成と食品産業の持続的な発展」に向けた施策を一体的に推進し、食料の持続的な供給ができる食料システムを確立することとされています。
農業者と食品産業の事業者に合理的な費用を考慮した価格形成等を促すため、努力義務等の規制的措置が課されるとともに、指定品目について、コスト指標作成団体がコスト指標を作成することとなっています。現在、全面施行に向けて、努力義務に関する判断基準や指定品目等が検討されています。地域農業振興のためにもこの法律の実効性確保に大いに期待しています。
JAでは策定した「営農・経済事業の成長効率化プログラム」の実践により、持続可能な農業振興と経営基盤の強化に取り組みながら、事業間の収支バランスを取り、より良い経営ができるJAとして参りたいと考えます。
農業・農村の構造的変化が急速に進む中で、農家所得増大や持続可能な地域農業の実現に貢献していくため、協同の力とイノベーションを通じて、管内農業の可能性を拡げ、持続可能な地域農業の未来を支援していく所存でございますのでご理解とご協力を切にお願い申し上げます。
結びとなりますが、本年が皆様にとりまして、輝かしい一年となりますことを心よりお祈り申し上げまして新年のご挨拶といたします。
