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トップ記事高校生世代の「居場所」に関するアンケート結果について

高校生世代の「居場所」に関するアンケート結果について

更新日2025年9月24日

原村教育委員会 子どもでは、令和7年8月1日から8月31日にかけて、村内在住の高校生世代(2007~2010年生まれ)の皆さんを対象に「居場所」に関するアンケートを実施しました。

この調査は、高校生世代が放課後や休日に安心して過ごせる場所についてのニーズや、地域の大人との関わりに対する意見を伺い、今後の村の子育て支援施策や子ども・子育て支援センターの施設運営の参考とすることを目的としています。


調査の概要

  • 対象者数:208人

  • 回答者数:52人(回答率25%)

  • 方法:就学応援品の配布時に案内を同封、郵送、インターネットフォームでの回答


主な結果

  • 居場所の希望する場所
     「村内にあるとよい」との回答が46.2%で最も多く、次いで「通学先の市町村」(40.4%)となり、居場所のあり方が二分されていることが分かりました。

  • 子ども・子育て支援センター「はらっぱ」の認知度と利用意向
     「名前だけ知っている」が53.8%と半数を超え、実際に利用したことがある人は3割程度にとどまりました。
     また、「条件が合えば使いたい」が36.5%と一定の関心がある一方で、「あまり使いたいと思わない」「まったく使うつもりはない」を合わせると約4割を占めています。

  • 利用したい時間帯
     最も多かったのは「長期休み中の昼間」(47.1%)、次いで「平日18時~21時」「土日祝日の日中」(各23.5%)でした。現行の開館時間(9:30~18:15)とのずれが課題として示されました。

  • 求められる機能・サポート
     「Wi-Fiや電源の利用」(84.6%)、「自習や勉強ができるスペース」(73.1%)、「飲食ができる」(67.3%)が多く挙げられ、学習や交流ができる環境へのニーズが強いことが明らかになりました。
     また「高校生専用の時間帯やエリア」(46.2%)、「進路相談や学習サポートをしてくれる大人の存在」(約半数)といった意見も寄せられました。

  • 自由記述の意見
     「勉強や友達との交流ができるカフェのような場所がほしい」「交通の便がよい場所に」「小学生ばかりで気まずい」などの声がありました。中には「不登校や悩みを抱える人が安心できる環境づくりが必要」といった意見も見られました。

 

今回の調査から、高校生世代が求める「居場所」は、家庭や学校に次ぐ第3の場所であり、学習環境と交流の場の両面が必要であることが分かりました。また、地域の大人に「必要な時に相談できる」存在を求める声も多く、今後の施策検討にあたって大切な視点となります。

いただいたご意見・ご要望は、村における高校生世代の居場所づくりに活かしてまいります。

高校生世代の居場所調査結果 (PDF 830KB)

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