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トップ記事マイボトル専用の給水スポットで地球をきれいにしよう

マイボトル専用の給水スポットで地球をきれいにしよう

更新日2025年11月1日

村内施設にマイボトル専用の給水スポットを設置しました。マイボトルをお持ちいただければどなたでもご利用可能です。

八ヶ岳の麓から、身近なマイボトル利用で、地球の未来を考えていきましょう!

何でマイボトルを使うの?

プラスチックごみの増加

近年、プラスチックごみによる海洋汚染は深刻な環境問題となっています。

特に、ペットボトルの生産量と消費量の増加に伴い、廃棄量も増加しており、世界の陸上で出たプラスチックごみのうち、毎年およそ800万トンが海に流れ出ています。

2050年までに海洋プラスチックの総量が魚の量を超えるという試算もされています。

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画像出典:政府広報オンライン「海洋プラスチック問題の解決策。マイボトルやマイバッグから始めるプラスチックとの賢い付き合い方!」(https://www.gov-online.go.jp/article/202510/entry-9656.html)

プラスチックごみの影響

プラスチックは自然に分解されることがほとんどないため、自然界に残り続けてしまいます。

また、プラスチックごみによる生態系破壊だけでなく、紫外線等により5mm以下となった「マイクロプラスチック」はとても小さいため、魚や貝などの海の生物がエサと間違えて食べてしまいます。

プラスチックはもともと有害物質を含んでいるので、食べると消化されずに体内に残ってしまい、人体への影響も懸念されています。

実は海洋ごみの多くは陸地から

長野県は海と面していないため、海の話は遠くのことのように聞こえますが、実は海洋ごみの多くは、川などを通じて陸地から流れ出たものと言われています。

ポイ捨てされたごみが、雨や風などで近くの川に流れ出て、そのまま海へ流れ出る場合もあります。

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画像出典:政府広報オンライン「海洋プラスチック問題の解決策。マイボトルやマイバッグから始めるプラスチックとの賢い付き合い方!」(https://www.gov-online.go.jp/article/202510/entry-9656.html)

原村から地球をきれいに

原村は、天⻯川⽔系と富⼠川⽔系の最上流部に位置し、村内を流れる河川は諏訪湖に流入しています。

諏訪湖でも、湖の底からマイクロプラスチックごみがみつかっていることから、私たちは、川や湖などを通じて海とつながっていると言えます。

つまり、美しい原村の自然環境を守っていくことが、諏訪湖や海をきれいにすることにつながるのです。

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画像出典:諏訪湖畔のプラスチックごみ(美しい環境づくり諏訪地域推進会議 展示パネルより)

さらに詳しく知りたい方は

ウォータースタンド㈱HP「ペットボトルごみが及ぼす環境問題と解決策」「マイクロプラスチックとは」

パンフレット「上流県「ながの」から海をキレイに」

マイボトルを使うと何ができるの?

マイボトルを利用することは多くのメリットがあります。

プラスチックごみや廃棄物の削減

マイボトルを繰り返し利用し、ペットボトルの使用を減らすことで、プラスチックごみの削減や廃棄物の発生を抑えることができます。

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画像出典:気候変動適応情報プラットフォーム

CO2排出量の削減

マイボトルを繰り返し使うことで、1回あたりのCO2排出量を90%弱も削減することができます。

水道直結型のサーバーのため、輸送、廃棄に使用するエネルギーも削減することができます。

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画像出典:気候変動適応情報プラットフォーム

<参考:環境省リユース可能な飲料容器およびマイカップ・マイボトルの使用に係る 環境負荷分析について

1本のペットボトル(500mL)のCO2排出量 約119g

ステンレス製マイボトル(500mL)を繰り返し使う場合

1回あたりのCO2排出量

約13.9g
削減効果 約105.1g(約88%!)

資源や家計の節約

外出先で飲み物を購入する代わりに自宅で作った飲み物をマイボトルに入れて持ち歩くことで飲料代を節約できます。

また、ペットボトルの製造には大量の石油が必要となるので、資源の節約にもつながります。

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出典:全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(https://www.jccca.org/)より

おいしいお水を何度でも

給水スポットのお水は、浄化フィルターを通しているため、おいしくて安全なお水です。

さらに、保温や保冷機能があるマイボトルを使用することで、飲み物の温度を長時間保つことができます。これにより、いつでもおいしい温度でお水を飲むことができます。

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画像出典:気候変動適応情報プラットフォーム

健康増進と熱中症対策にも

砂糖や添加物の摂取をコントロールできるだけでなく、水分補給の習慣化により、熱中症対策にもつながります。

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画像出典:気候変動適応情報プラットフォーム

さらに詳しく知りたい方は

長野県HP「マイボトルを持って出かけよう!」

長野県HP「信州プラスチックスマート運動」

どこで使えるの?

次の場所に給水スポットを設置しています。

施設名 設置場所
原村役場 1階 ロビー
原村地域福祉センター 1階 ロビー
原村中央公民館 1階 事務室前
原村社会体育館 1階 洗面所前
原村図書館 1階 入口

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※設置施設は、クールシェアスポットとして登録されている施設もあります。

このほか、水道も含めた給水スポットは、信州くらしのマップ(生活⇒給水スポット)から確認ができます。

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