平成17年度村ではエネルギー問題解決と地球温暖化防止のため地域新エネルギービジョンを策定しました。
石油は大昔の生物の死骸が長い年月をかけて変化したもので、このまま使い 続ければ21世紀の半ばでなくなることが予測されています。しかも日本はそのほとんどを輸入に頼っています。
また、日常的にエネルギーを消費し続ける ことによって排出される二酸化炭素は、その量と増加の速さから地球温暖化に大 きな影響を与え、21世紀末には地球の平均気温が2度上昇すると予測されてい ます。この急激な気象状況の変化により災害の発生や農作物の減少、海面上昇による土地の水没などの被害があげられています。
これらの対策に貢献する道は、まずエネルギー資源を大切にすること、今まであまり活用されなかった太陽、小水力、風力、廃棄物エネルギーなどを活用することです。
村では循環型社会の形成やバイオマスの再利用が具体的に検討されていますが、これらの事業に取り組むには、地域の現状を把握するとともに対応可能な事業を調査する必要があります。これらを背景にNEDO開発機構の助成を受け、地域特性を踏まえた新エネルギー導入促進の具体的な方向性を明示し環境の保全と創出に向けて地域新エネルギービジョンを策定しました。
