コンテンツの本文へ移動する
原村ロゴ
文字サイズ
閉じる
小さく 標準 大きく
ふりがなをつける 読み上げる
トップ記事平成23年度 広報はら3月号

平成23年度 広報はら3月号

更新日2021年3月11日

平成23年度広報はら3月号村長きよしの高原の風vol.7

東日本大震災にともなう東京電力福島第一原子力発電所の事故で、俄かに再生可能エネルギー、自然エネルギーへの取組みの重要性が、現実のものとしてクローズアップされて来ました。目に見えない放射能との戦いが身近なものとなって、人々の認識は否が応でも変わるところとなったのです。

これまでも地球温暖化防止の観点から、再生可能エネルギー、自然エネルギーの活用は言われてはきました。でも現在の膨大なエネルギー需要を、化石燃料や原子力抜きで賄うことなど出来る筈もない、とする考え方は常識的でした。確かに安定した電力の供給源として再生可能エネルギー、自然エネルギーはまだまだ質量ともに問題も多く、二酸化炭素を排出しないエネルギー源として原発への依存度は高くならざるを得ませんでした。しかし使ってしまえば終りになるエネルギー源にはいつまでもは頼れません。今地球上にあるエネルギー源は全て太陽が起源です。鉱物には限りがありますから、現在も補給され続ける太陽の恵みを再生可能エネルギーとして最大限利用して行かなければ、人類の永遠の持続はありません。再生可能エネルギー、自然エネルギーでやって行けない筈はないのです。新技術を開発して人類社会の永遠の持続の礎を今、築かなければなりません。

本村としても新・省エネルギーヴィジョンや総合計画に基づき、今や持続可能性への挑戦をしなければなりません。非常勤特別職の特別顧問をもってエコヴィレッジ事業を進めようとするのは、前述の狙いと同時にそれにより特徴ある村づくりに繋げたいためです。外部電源に頼らない家の建設はシンボル的な存在として考えたいのですが、その他の物も含めてエネルギー自立への試みを広く内外に発信し、見学研究者の来訪、移住交流の促進、村のステイタスの高揚になればと思うのです。

エコヴィレッジ構想にはそういう意味があるのです。

カテゴリー