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「よみがえれ、八ヶ岳森林軌道」専門部会

更新日2021年3月11日

トロッコの歴史を村づくりに生かそう

昭和10~20年代には原村を走っていたトロッコ。
今では、このような史実を知る人も少なくなってきました。
しかし現在でも、ところどころに軌道址が残っていたり、当時関わっていらした方々から話を聞くことができます。

当時働いていた方々の貴重なお話をきちんと残していくことと、史実を顕彰し時代を担う子どもたちに伝えていくことは、私達が村の歴史を誇りに思い、村づくりにつながっていくことだと思います。
史実の聞き書きや史料の収集、記録保存、実地調査から始め、将来は顕彰碑(案内板)設置や森林軌道の部分的復元もしたいと思います。

H18.2.7「よみがえれ、八ヶ岳森林軌道」専門部会設立

昭和10~20年代にかけて走っていた八ヶ岳森林軌道。
当時の方々からお話を聞いたり、文献等史料の収集や保存、トロッコや軌道の部分的復元を通じて、村の歴史を誇り、村づくりにつなげたい。
そのような主旨の下、小川千里さんから専門部会設立が提唱され、承認されました。

金山区よりレールを譲受
金山区よりレールを譲受

H18.4.20 金山区よりレールを譲り受ける

茅野市の金山区では、トロッコのレールを地蔵堂の床下にずっと保存していたそうです。
お願いしたところ、原村に寄贈していただけることになりました。
この日は朝から土砂降りの雨降りでしたが、金山区の役員の方にも手伝っていただきレール約80本をトラックに積みました。
午後には雨も上がり、レールを八ヶ岳自然文化園に展示しました。

 

当時の写真を映し出しながら会議
当時の写真を映し出しながら会議

H18.4.24 第1回「よみがえれ、八ヶ岳森林軌道」専門部会

約20人が集まり、今後の方針や進め方について話し合いました。
専門部会長には、むらづくり生涯学習推進委員会でこの専門部会を提唱した小川千里さんが就任しました。

 

1/12.7の模型なんと完全自作!
1/12.7の模型なんと完全自作!

部会員の大崎さんが自作した「ガソリン機関車とトロッコの模型」が注目を集めました。
今後、「史実の収集と記録」「森林軌道の復元」の2方面で活動を展開します。

 

H18.5.8 トロッコの車輪、レールを譲り受ける
H18.5.8 トロッコの車輪、レールを譲り受ける

払沢の日達悦生さんから、「トロッコの車輪やレールなどを専門部会に寄贈して下さる」とのご連絡をいただきました。
レールを曲げる工具もあり、一式全てを寄贈していただきました。
車輪や工具は、今後展示や森林軌道復元に役立てる予定です。

 

H18.6.7 トロッコを復元する
H18.6.7 トロッコを復元する

日達さんに寄贈していただいた車輪に合わせて角材で台車を自作して、トロッコの復刻版が完成しました。
枕木はチェーンソーで適当な長さに切り分けて並べます。
復刻版トロッコを手押ししながらレール間隔を調整し、犬釘で固定します。

・・・トロッコの復元、大成功です。
手で押せば、きちんと動きます。
(でも安全のために固定していますので、動かさないで下さい)

今回は展示用に復元しましたが、いずれは乗用のトロッコやガソリン機関車の復元にも挑戦する予定です。

 

H18.6.14 トロッコのレールを譲り受ける
H18.6.14 トロッコのレールを譲り受ける

茅野市で建設業を営む五味文司郎さんは、営業所の敷地にトロッコのレールや車輪を保存されていました。
専門部会にご連絡下さり、この日一式を寄贈していただきました。
いただいたレールは八ヶ岳自然文化園に展示し、車輪も軌道復元や展示に役立てます。

 

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