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トップ記事平成23年度 広報はら6月号

平成23年度 広報はら6月号

更新日2021年3月11日

平成23年度広報はら6月号村長きよしの山麗朴談vol.46

八ヶ岳自然文化園のプラネタリウムに、全天周動画対応のデジタルプロジェクターが導入されました。今後は星座と静止画像でのスライドプロジェクターと併せて、プラネタリウムのプログラムが充実し、鑑賞者に夢と感動を与えることでしょう。

全天周型とはプラネタリウムの天井のドーム全体に、動画の画像が映るものですから、その迫力はたとえようもありません。その最初のお披露目番組は「HAYABUSA BACK TO THE EARTH」です。そうです。あの7年の歳月をかけて小惑星「イトカワ」からサンプルを持ち帰った、話題と感動の惑星探査機「はやぶさ」の物語です。

普通、無人の人工衛星は一方通行で、二度と再び地球に戻ることはないのですが、「はやぶさ」は「イトカワ」から46億年前の太陽系生成を物語る岩石(微小なかけら)を採取して、地球に持ち帰るという過酷な使命を帯びていました。帰って来なければ意味がないのです。149ヶ国、88万人の人の思いは水泡に帰すのです。

イオンエンジンの故障と修繕、姿勢制御がままならない中での二度に渡る着陸敢行とタッチダウン、その後の通信途絶、諦めかけた中での通信復活、終に地球への帰還とカプセルの回収。「はやぶさ」、ようこそお帰り。これを感動、感激と言わずして何と言おうか。

大画面は、この感動感激を余すことなく伝えるに充分です。流石に全天周動画です。デジタルプロジェクターです。全国的に人気の筈です。是非一度鑑賞されることをお薦めします。この番組により原村からも宇宙を目指す少年少女が多数出れば素晴らしいと思います。このデビューは東日本大震災復興支援として行い、9日間で564人の入場、18万余円を頂きました。心から感謝致します。

今後新しい番組も追加されます。プラネタリウム鑑賞で気宇壮大、浩然の気を養うことも又、人生にとって有意義と感じました。

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