環境省では平成30年度から夏と冬の星空観察を推進しています。
星空観察を通じて光害(ひかりがい)や大気汚染、環境保全の重要性について関心を深めること、良好な大気環境や美しい星空を地域資源(観光や教育)として活用することを目指しています。
ここ「星降る里 原村」でも、星空を愛好するグループの皆さん、環境や星空にご興味をお持ちの方が、この調査に協力されています。村でも「星降る里 原村」のブランド作りを推進している地域おこし協力隊員が、令和3年度 夏の星空観察から参加しています。
肉眼での観察については事前登録なども不要ですので、この機会に皆さんも原村での星空観察に取り組んでみませんか?
観察方法
肉眼による観察
令和5年1月 13 日(金)~ 同年1月 23 日(月)
- 天の川の観察
高度の異なる天の川の3部分(ペルセウス座付近、ふたご座・ぎょしゃ座付近、いっかくじゅう座 (冬の大三角)付近)を観察するものです。
※肉眼観察シート (PDF 849KB)の<天の川観察シート>を用いて観察してください。
- GLOBE AT NIGHT への参加によるオリオン座周辺の星の観察
夜空を見上げて、その見え方が観察シートにある8つの星図のどれに一番近いかを観察するものです。
今回は、オリオン座を観察し、観察結果を、国際ダークスカイ協会(IDA)のウェブサイト(https://idatokyo.org/gan/)に報告してください。
※肉眼観察シート (PDF 849KB)の「GLOBE AT NIGHT 観察シート」を用いて観察してください。
デジタルカメラによる夜空の明るさ調査
令和5年1月 12 日(木)~ 同年1月 25 日(水)日没1時間半後~日没後3時間半の2時間
(データ報告期間は、令和5年1月 12 日(木)~ 同年2月 14日(火))
詳しくは環境省のHPから、こちらのページをご確認ください
令和4年度 夏の星空観察結果
デジタルカメラによる星空観察では、画像解析によって「夜空の明るさ」を求めています。
単位は「等級(mag/□"):(マグニチュードパー平方秒角)」で、この値が大きいほど夜空が暗く、星が見えやすい状態です。
前回、令和4年度 夏の星空観察では、原村での観測結果が20.12 mag/□"でした。
20 mag/□” 以上は海や山など自然が多い場所の数値で、天の川が見やすい環境です。
21 mag/□”を超えると天の川のその複雑な構造や星団などの観測ができるほどです。
前回は調査期間中に天候がすぐれなかったこともあり、最高ランクに達することができませんでしたが、その前年度、令和3年度 夏の星空観察では八ヶ岳自然文化園で 21.22 mag/□” 、それ以外の星空観察でも概ね20.4 mag/□” 以上という結果でした。
星空の観察や撮影スポットに適した原村の良環境を、今後もさらに生かし守っていきたいですね。
環境省報道発表ー令和4年度夏の星空観察 デジタルカメラによる夜空の明るさ調査の結果について
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環境省水・大気環境局大気環境課大気生活環境室
星空を見よう Webサイト