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平成22年度 広報はら11月号

更新日2021年3月11日

平成22年度広報はら11月号村長きよしの山麓朴談vol,39

いよいよ原村の公共交通の実証運行が始まりました。皆で良く利用して育て上げて行きたいと思います。

実証運行というのは完成された運行体系に行きつくための、実験のようなものです。諏訪バスの定期路線が赤字でやれなくなって、茅野市と原村の「茅野市・原村地域公共交通活性化協議会」でどんな組立てが良いか、検討を続けてきました。その住民意見を集約する機関として、茅野市原村それぞれ「公共交通あり方検討会議」を設けて、住民意見を吸い上げてきました。

原村としては主として、高校生等を主体の通学通勤支援便の朝夕、すずらんの里駅に繋ぐもの。日中、村内を北部、西部、南部、八ヶ岳線の4方向に分けて、南部線は富士見方面まで繋ぐ循環線。定期バスの来ない村とならないために、茅野駅から穴山・原村線として払沢車庫まで、朝の1便以外は諏訪中央病院経由としました。オンデマンドの考え方も一つあるのですが、定時定路線の方が急時の所用にも対応できるということになりました。

運行が始まってみますと、検討済みであること、ないこと、いろんな意見が寄せられてきます。沢山の意見が寄せられることが、より良い公共交通が築けることにつながりますので、皆さんの多くの意見をお願いしたいと思います。本年度の実証運行は23年3月31日で終わるのですが、最低の経費でやっていますから、車両設備に金をかけられないこと、運行日や運行本数も少ないこと等が問題でありましょう。問題点は検討の上、次年度以降の実証運行に反映させて行くつもりです。23年度、24年度と実証運行は満1年づつ続け、以後の本運行に最も良い形を探って行くことになります。

公共交通は大勢で利用するものですから、自分一人の都合のみには行かないところもあり、慣れて理解することも必要です。国からの補助金も減らされたりして、苦しいやりくりですが、住民皆がその存在の大切さを理解して利用し、やがては外部から本村を訪れる観光客等にとっても使いやすい、土日祝日も運行できる公共交通に成長させたいものです。 乗って残そう公共交通、乗らなきゃ残らぬ公共交通。

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