浄化槽性能基準と施工業者

　原村では、し尿や雑排水などの生活排水の処理は、公共下水道で処理することを基本としていますが、下水道の整備区域外などの理由により、下水道に接続できない場所があります。

　このような場合、村の条例により「合併処理浄化槽によって処理すること」と定められており「合併処理浄化槽」と「排水処理施設（トレンチでの蒸発散方式）」を設置し,処理していただきます。

　合併処理浄化槽を設置するにあたっては、浄化槽法・建築基準法・村の関係条例に基づく各種届出が必要となりますので、ご注意ください。

　また、設置に対する補助制度がありますのでご利用ください。

    「合併処理浄化槽設置補助金の交付について」

   「排水処理施設（トレンチ）設置補助金の交付について」

村独自の合併処理浄化槽性能基準を定めています

　合併処理浄化槽を設置するにあたり心配される地下水汚染防止対策として、「高度処理型」と呼ばれる窒素除去型の合併処理浄化槽による窒素除去と、浄化槽放流水のトレンチによる土壌浄化でリンの除去する方式とし、村独自の基準を次のとおり定めています。

　生物化学的酸素要求量（BOD）除去率が95パーセント以上であり、処理水質については、生物化学的酸素要求量（BOD）が1リットルあたり10ミリグラム以下、かつ、全窒素（T-N）が1リットルあたり10ミリグラム以下となる高度窒素除去能力を有する高度処理型の合併処理浄化槽であること。

　また、設置する合併処理浄化槽の人槽算定については「建築物の用途別による屎尿処理浄化槽の処理対象人員算定基準（JIS A3302-2000）」によるものとしますが、居住人員についても勘案すること。
　居住用住宅については、延床面積による人槽算定になりますが、台所及び浴室が2ケ所以上又は2世帯や5人以上の大世帯の場合には、住宅の延床面積によらず、10人槽以上の合併処理浄化槽で検討すること。

※排水処理施設（トレンチ）は、村独自の蒸発散方式のトレンチであるため、トレンチ設置に関して届出た業者が設置工事を行います。施工業者は下記のとおりです。

関連リンク

• 長野県の浄化槽について

関連ファイル

• 建築物の用途別による屎尿浄化槽の処理対象人員算定基準 JIS A3302-2000(PDF 125KB)