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原村郷土館を紹介します

更新日2023年3月9日

原村郷土館

郷土館外観
原村郷土館外観

原村中新田の伊藤米之助宅を移築したもので、江戸の
終わりか明治の初め頃に建てられたといわれています。
間取もこの地方では一般的なものです。
平成18年には昭和30年代前半の農村生活の様子を再現
しようと、台所や井戸の復元、裏縁側・食器棚の修理、
敷地内の環境復元など、村をこよなく愛する方々と行ない
ました。

勝手場
 勝手場

中の様子
中の様子

原村郷土館は、気軽に訪れて楽しんでいただける
施設を目指しています。
開館期間中、農村の生活を学び・遊ぶ場とし、
機織体験やジュニア教室でおやき作りや水鉄砲作り
などを行い、皆さんに憩いの場を提供しています。

<ジュニア教室 おやき作り>
おやき作り教室1
おやき作り教室2

<ジュニア教室 竹を使って水鉄砲作り>
水鉄砲作り教室

 

◆◆裂き織り体験◆◆
裂き織り風景
原村の人々は布が貴重だった時代から布を大切にし
着古した布を裂いて、敷物やこたつ掛けなどを
作ってきました。「ぼろ機織り」の伝承は、その
技術のみならず「物を大切にする心」を育み脈々と
伝えられてきました。
郷土館では、子供から大人まで誰でも楽しめるよう
無料の機織り体験を実施しています。
ご希望により、実費で織りあげた布をお持ち帰り
できます。

裂き織りコースター
裂き織りコースター

裂き織りで作った巾着袋
裂き織りで作った巾着袋

 

民俗資料展示室

民俗資料展示室外観
民俗資料展示室外観
 

展示1 展示2
展示の一部

郷土館に隣接する民俗資料展示室は、明治以降から
昭和30年前半まで農家の収入源として盛んに行なわ
れてきた、養蚕に関する用具を中心に繭から糸を取る
家内製糸用具、布を織る機織用具などを展示しています。

 

藁打ち小屋

藁打ち小屋外観

藁打ち小屋は柏木地区より移築し、当時の様子を
復元したものです。

当時、雨の日や農閑期には生活に欠かす事の
出来ない草履や縄などの藁製品を作っていました。
藁製品は作業台の上で稲藁を槌で叩いて、
やわらかくしてから作ります。
沢山の稲藁をやわらかくするため、直立した杵を
水やモーターの力で上下にする藁打ち機を共同で
使ったのが藁打ち小屋です。
 

まてのくら

まてのくら正面
まてのくら正面 

この土蔵は、原村役場の書庫として使われていた
ものを昭和50年代にこの場所に移築し、原村郷土館
と共に原村の原風景をとどめ、再現する場として
村民に親しまれてきました。

この書庫を、数年かけて壁を塗り直し、なまこ壁や
原村が誇る『鏝絵』を施し、中も改装して平成30年に
土蔵として新しく生まれ変わりました。

その名は【まてのくら】

村民は、土蔵を主に米蔵として使い、節約をして
まめに働き、もったいない精神=何事も『まて』
して生活をしてきました。
そのことが、現在の村の発展に繋がっていることから、
村民が以前から使っている方言で、『まて』という
言葉を盛り込み、【まてのくら】と命名しました。

まてのくらと枝垂れ桜
まてのくらと枝垂れ桜 

左官職人が鏝で作る『鏝絵』を土蔵の周りに施し、
1階には鏝絵の展示と共に鏝絵ついてわかりやすく
説明しています。
2階には一般的な農家の収蔵品を展示しています。

まてのくら1F
まてのくら1階
 

まてのくら2F
まてのくら2階
 

◆◆鏝絵の紹介◆◆
まてのくら入口看板鏝絵
入口看板鏝絵
※米俵…富の象徴、五穀豊穣・商売繁盛  ※稲穂…繁栄の象徴


まてのくら右壁
まてのくら右壁 
※大黒様…五穀豊穣の福の神  ※恵比寿様…商売繁盛の神
※ぶどう…「たくさん実がなる」「巻きつくツル」などから、縁結び・
     夫婦円満・子孫繁栄・商売繁盛などの縁起物


まてのくら左壁
まてのくら左壁   ※宝づくし…縁起物の集まり 福徳を招く


まてのくら背面
まてのくら背面 
※竹と稲穂を啄むスズメ…根を深く広く張る竹と、家内安全・富を意味するスズメ
            子孫繁栄・一族の繁栄


左官職人の技が光る『鏝絵』ですが、原村には
このような鏝絵のある土蔵が500棟近く残されており、
この鏝絵のある街並みが、「日本で最も美しい村」
推薦基準にもなっています。

是非、郷土館・まてのくらに足を運んで
縁側に座って鏝絵を眺めながら、昔の暮らしに
想いをはせてみてはいかがでしょうか。

縁側の風景1 縁側の風景2
縁側の風景


5月初旬には、原村で一番遅く咲く枝垂れ桜や
からももの花が見頃を迎えます。
夏から秋にかけて四季折々の花が次々に咲き、
皆様を楽しませることでしょう。

閉館中も敷地内に気軽にお入りいただき、
縁側等でお休みください。
 

<郷土館庭先の花々>
オダマキ
オダマキ

オミナエシ
オミナエシ

ホタルブクロ
ホタルブクロ

キキョウ
キキョウ

ワレモコウ
ワレモコウ

アヤメ
 アヤメ

 

ご利用案内

開館期間:7月~9月(夏季中)
開館時間:午前9時~午後5時
    (機織体験:最終受付4時まで)
     機織体験の予約は要りません。
休 館 日:開館期間中 毎週月曜日
            (祭日の場合は火曜日)
入 館 料:無料
 
昔の生活用具等は、近年著しく失われています。
ご家庭でお蔵等に眠っている物で、寄贈して
いただける物がありましたら、生涯学習課文化財係
(0266-79-7930)までご連絡ください。
 
また、ご家庭で不要になった着物や布も、郷土館の
機織りで使わせていただきますので、それらの
寄贈も是非お願い致します。
 
火の女神フゥーちゃん
県宝指定【 顔面装飾付釣手土器 】キャラクター
< 火の女神フゥーちゃん >
 
 

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