原村郷土館は、気軽に訪れて楽しんでいただける施設を目指しています。
開館期間中、農村の生活を学び・遊ぶ場とし、機織体験や親子で参加する講座など、人と人の交流を大切にしたイベントなど行なって、利用の促進を図っています。
企画イベントなどは随時お知らせします。
原村郷土館
江戸の終わり頃か明治の初めに建てられたといわれる、原村中新田の伊藤米之助氏宅を移築したもので、間取もこの地方では一般的なものです。平成18年には昭和30年代前半の農村生活の様子を再現しようと、台所や井戸の復元、裏縁側・食器棚の修理、敷地内の環境復元など、村をこよなく愛する方々と行ないました。
閉館中も敷地内にお気軽にお入りいただき、縁側等でお休みください
民俗資料展示室
郷土館に隣接する民俗資料展示室は、明治以降から昭和30年前半まで農家の収入源として盛んに行なわれてきた、養蚕に関する用具を中心に繭から糸を取る家内製糸用具、布を織る機織用具などを展示しています。
藁打ち小屋
当時、雨の日や農閑期には生活に欠かす事の出来ない草履や縄などの藁製品を作っていました。藁製品は作業台の上で稲藁を槌で叩いて、やわらかくしてから作ります。沢山の稲藁をやわらかくするため、直立した杵を水やモーターの力で上下にする藁打ち機を共同で使ったのが藁打ち小屋です。
藁打ち小屋は原村柏木より移築したもので、当時の様子を復元してあります。
土蔵
土蔵はお蔵と呼び、原村では屋敷の南東側に建ててあるのが一般的でした。お蔵には穀物や衣類など大切な物を入れておきました。
郷土館の敷地内にあるお蔵は、原村役場で以前使っていた書庫です。
ご利用案内
- 開館期間
- 7月~9月(夏季中)
- 開館時間
- 午前9時~午後5時30分(入館は5時まで)機織体験も同時間
- 機織体験の予約は要りません。
- 休館日
- 開館期間中毎週月曜日(祭日の場合は火曜日)
- 入館料
- 無料
昔の生活用具等は、近年著しく失われています。ご家庭でお蔵等に眠っている物で、寄贈していただけるものがありましたら、原村教育委員会文化財係までご連絡ください。