秋晴れの10月22日(日)、令和5年度 長野県地域発
元気づくり支援金活用事業として、今回で3回目となる
縄文の深呼吸を阿久遺跡にて開催しました。
当日の朝は冷え込みましたが、たくさんの来場者があり、
中には3年連続で来ていただいているという方も。
来場者には、観覧時に敷いて使っていただく
火の女神フゥーちゃんオリジナルシートを
配りました。
皆さんそれぞれお目当てがあり、ワクワクしている
ご様子で森の中に入っていきます。
まずは原村教育委員会教育長の挨拶です。
縄文人が着ていたといわれる貫頭衣(職員手作り)を
着用し、気分は縄文人です。
次に8月に新村長に就任しました牛山村長の挨拶です。
今回は、諏訪湖マラソンと同日に開催ということで、
朝早くに諏訪湖マラソンの会場に出席した後、
こちらの会場に駆けつけました!
オープニングセレモニー
阿久の木遣り 原村木遣り保存会 篠原 英利氏
御柱でお馴染みの木遣りですが、今回は特別に
阿久バージョンで鳴いていただきました。
「よいてーこしょ!」
「よいさ!!」
皆さんに元気な気合も入ったところで
縄文の深呼吸のスタートです!
縄文の舞 踊り:キモト リエ氏 演奏:パンちゃん
昨年大好評だった縄文の舞ですが、今回は
パーカッショニストのパンちゃんによる
ジャンベの演奏とコラボレーションです。
お二人ともその時の感性で音色を奏で、
体で表現するスタイル。
ジャンベの音・振動が阿久の大地に響き渡り、
まるで大地が鼓動しているような幻想的な
雰囲気の中でのダイナミックな舞。
観るものを惹きつける素晴らしいもので、
観客からは盛大な拍手が送られました。
お二人の衣装もとても素敵でした。
一人芝居 劇団ムカシ玩具 舞香氏
阿智村在住で、脚本・演出・出演を一人で行い、
一人何役も演じる形の一人芝居を主に活動している舞香氏。
アイヌ神謡集の中に、フクロウやカエル等の動物を語る物語が
13篇あり、今回は縄文土器にも描かれているフクロウなどを語る
物語をパネルクイズも交えて演じてくださいました。
阿久と奏でるシンフォニー 原中学校吹奏楽部
阿久の森に、原中学校吹奏楽部の皆さんの元気な演奏が
響き渡ります。
「学園天国」や「アイドル」等の3曲を演奏し終えると
アンコールの声があがり、その声に答えて「ふるさと」を
演奏してくださいました。
演奏後のインタビューでは、「吹奏楽が楽しくて仕方ない」
という声が聞かれました。素敵ですね。
書道パフォーマンス 石川 真依子氏
原村在住、原中学校出身の真依子氏。
昨年は横幅2.3mの紙に「共鳴 縄文の風と共に 鼓動を高鳴らせ」
と書いて下さいました。
今年は更に大きな横幅3.8mの紙に挑戦です。
今回の書は、「麓 縄文の息吹 踏み締める大地」
観客の皆さんも近くに行って静かに見守り、
完成お披露目の際には歓声と大きな拍手喝采でした。
原短歌会
原村中央公民館で月1回集まって活動をしている
「原短歌会」の皆さんによる、阿久遺跡や縄文に
思いをはせた短歌の数々。
阿久の森の中に沢山展示させていただきました。
会員さんの中には、なんと!実際の阿久遺跡の
発掘調査に参加していたという方もいるのです!!
横糸にススキの葉を通した裂き織に、短冊を飾った
素敵な作品です。
来場者は足を止めて短歌に見入り、皆さん楽しんで
いました。
原短歌会では、新規会員募集中とのことです♪
ブース出展
▶文化財係
文化財係では、毎年縄文に関連する手作りグッズを
実費販売し、イベントを盛り上げています!
今回は、火の女神フゥーちゃんのリアルフゥーちゃんと
キャラクターのストラップ、阿久の森の間伐材で作った
縄文時計、勾玉ネックレス、粘土で作った縄文ランタン、
裂き織と竹で作った一輪挿しを販売しました。
お客さんが途切れることなく大好評でした。
▶原中学校 高空学級
高空学級の皆さんの手作り作品。
キャンドルや、羊毛フェルトのコースター、
木材で作った箸置きや裂き織のキーホルダー等
所狭しと並びました。
裂き織製品は、生徒さんが機織りを習い、
一から作りました!
生徒さんの販売もとても上手で沢山売れました♪
▶八ヶ岳美術館
黒曜石のナイフやネックレス等のアクセサリー、美術館に
展示されている火の女神フゥーちゃんをかたどった小物入れや
一筆箋など縄文に絡んだ商品や、作家さんの作品を販売。
黒曜石グッズは子供たちに大人気です♪
▶Jumpin(ジャンピン)
毎年大人気のジャンピンさんのパン屋さん。
今年は、お蕎麦のキッチンカーも登場し、
パンもお蕎麦も完売だったそうです。
ワークショップ
◆縄文模様バングル ~八ヶ岳美術館~
ペットボトルを使い、自分好みのバングル作りを楽しみました。
◆マクラメリーフ作り ~文化財係~
ロープを使い、結ぶ→ほどく→整える。
それぞれ好みの形の葉っぱを作りました。
皆さんから「楽しい~♪」「家でも作ってみる!」
という声も聞かれてうれしかったです。
阿久遺跡内及び周辺の清掃活動
長野県は、「2050年二酸化炭素排出量実質ゼロ」を宣言。
原村もこれに賛同しています。身近な自然環境を守る
ということで、イベント終了後、参加希望の方と一緒に
遺跡内及び周辺の清掃活動をしました。
ご協力いただいた皆さん、ありがとうございました。
原村埋蔵文化財収蔵庫公開
限られた日の公開とあり、たくさんの方が
収蔵庫の見学を心待ちにして下さり、
見学した方々からは、「すごい!」
「こんなに沢山あるんだ!」と驚き、
目をキラキラさせて、係員の解説に聞き入って
いました。
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今回も好天に恵まれ、紅葉も始まった阿久の森で、
開催することができて何よりでした。
皆さんの楽しそうなお顔を見れて、こちらも
うれしくなります。
今年も沢山ご来場いただきありがとうございました。